【海外最新情報】男が復讐の果てに見たのは自由か それとも呪縛か 映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」

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過去に、これほど復讐というものの真実を描いた作品があっただろうか?

シルベスター スタローン主演の大ヒット映画、「ランボー/怒りの脱出」でメガホンを取った、ジョージ P コスマトスの息子で、父と同じ映画監督のパノス コスマトス。
2010年のカナダ映画、「ビヨンド ザ ブラックレインボウ」では、独特の世界観で観客を魅了した、パノス コスマトスが。
その非凡な才能を際限なく発揮した、映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」は、人間が心の奥に秘めた本物の狂気を、壮絶なまでに再現した恐るべき作品です。

復讐とは、痛みや悲しみから解放されることではなく、さらに重い苦しみを背負ってでも、やる以外にはどうしようもないことだ。

こうした復讐の持つ本当の姿を、名優ニコラス ケイジが怒り狂って暴れまわり、全身が血まみれになりながら教えてくれる、映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」の見どころを紹介します。

ニコラス ケイジが魅せる 血まみれの復讐劇

パノスの父、ジョージが撮った「ランボー/怒りの脱出」も、ベトナムで心を通じ合った女スパイを敵に殺害され、主人公ランボーが報復のために戦いを挑む「復讐劇」でした。
怒りに燃えるランボーが、鮮やかに敵を倒して復讐を遂げるも、女性を失った悲しみに心を痛めながら、戦場を後にするという物語です。

ニコラス ケイジが主演する、映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」も、愛する女性を目の前で惨殺された主人公が、悪党どもに怒りを露わにして復讐するストーリー。
いずれも、愛する人を失った男が復讐をするという、作品のテーマでは共通しています。

この二つの作品が大きく違うのは、「マンディ」では、復讐というものが人間をどのように変貌させてしまうのか、その部分を特にクローズアップさせているところです。

血まみれの顔と特別な武器 すべてが復讐を演出

元グリーンベレー(米陸軍特殊部隊)のベトナム帰還兵という、目を見張る殺しのテクニックで鮮やかに復讐を果たすランボーに対し、ニコラス ケイジ扮する「マンディ」の主人公レッドは、そのようなスマートさは一切ナシ。

死神と名付けたボウガンと、斧のような刀のような不思議な形をした武器を使い、闇夜をふらふらと徘徊する死神みたいに、ただ目の前にいる敵をズタズタに斬り殺していく。
殺した敵の返り血を浴びて顔面は真っ赤に染まり、怒りに震えて大きく開いた目玉だけが、ギラギラと光るその様子は、まさに狂った鬼そのもの。

このように、怒りと憎しみのおもむくままに、スクリーンの中で暴れまくるニコラス ケイジの姿は、そのすべてが復讐の持つ真実を演出しています。

人里離れた山奥で 静かに暮らす男と女

映画「マンディ」の主人公レッド ミラー(ニコラス ケイジ)は、自堕落な過去と決別するために、街からは遠く離れた山奥で林業をしながら静かに暮らす男。

かつて自分をダメにした酒や、もちろんクスリなど、人間から正気を奪うあらゆるものとの決別を志し、人生をやり直すためにここへとやってきたレッド。今やレッドの喜びは、一緒に暮らすガールフレンドのマンディ ブルーム(アンドレア ライズボロ―)の存在、それがすべてでした。

レッドと同じで、過去にわだかまりを抱えている、芸術家の女性、マンディ。二人は、お互いにとても心が通じ合い、平穏な暮らしは、幸福を絵に描いたかのようです。
美しい自然に囲まれ、静かですがすがしいこの場所は、二人にとって夢の楽園そのもののように感じていました。

そう、あの恐ろしい日が来るまでは…。

二人が住む楽園に潜んでいた恐ろしい闇

昼間は、二人が住む森の近くにある、ガソリンスタンドで働くマンディ。ある日、彼女が道を歩いていると、その姿が、ある男の目に留まります。
男は、マンディが放つ陰のある美しさに一瞬で心を奪われ、男の弟子であるスワン兄弟に、女を誘拐し自分の元に捧げるよう命令。

男の名はジェレマイア サンド(ライナス ローチ)。偽りの神をその手に掲げ、強力なドラッグと暴力によって、山の集落に住む人々を思い通りに支配する、恐ろしいカルト教団のリーダーでした。

レッドとマンディが見つけた静かなる楽園は、目的のためならいかなる残忍な手段もいとわない、狂信的なカルト教団が食い物にする、血にまみれた無法地帯だったのです。

恐怖の殺人バイカー集団に二人は拉致される

その夜、森の湖にいたスワン兄弟は、おもむろに角笛を吹き鳴らし、闇夜に神秘的な音色を響かせます。
すると、けたたましい轟音とともに、カルト教団の用心棒で、恐怖の暴力的バイカー集団「黒髑髏(くろどくろ)」が出現。
黒髑髏は、ジェレマイアが手にする、強烈な幻覚作用のLSDによって思い通りに操られる、サディスティックな殺人ヒステリー集団です。

黒髑髏は、レッドとマンディーが暮らす森の家を襲撃。情け無用の集団的暴力によって、またたく間に二人を拉致し、その身柄は、極悪なカルト教団のリーダー、ジェレマイアの手の中に。

愛するすべてを目の前で焼き殺される

オマエの大切にしているものを奪えと、神から思し召しがあったのだ。

有刺鉄線でからだを縛られ、はりつけにされたレッドに向かって、悠然とこう話す、カルト教団のリーダー ジェレマイア。
そのようなジェレマイアを見てマンディは、アンタは頭がおかしいと嘲笑します。

怒ったジェレマイアは、神への見せしめとばかりに、レッドが見ている目の前で、無残にもマンディを焼き殺してしまう。

地獄を見せられた男が 復讐のために立ち上がる

世の中に、これほどにムゴイ仕打ちが、他にあるだろうか?
教団の元から必死に逃げ出し、家へと戻ったレッド。自分のすぐ目の前で、想像を絶する地獄を見せられたレッドは、怒りと悲しみに打ちのめされ、とうとう封印していた酒に手を出してしまう。
一杯のウォッカを飲み干すと、レッドは、アルコールとともにからだ全体に狂気が染みわたっていくのを感じて、身を震わせます。

狂った悪魔どもを、必ずこの手で狩ってやる。
レッドは、死神という名のボウガンと、林業で使う斧にも似た、切れ味バツグンのオリジナルの剣を手にし。自分のすべてを奪った、極悪なカルト教団と地獄のバイカー集団に、復讐をするために立ち上がるのでした。

怒りと悲しみにまみれた復讐の先にあるものは?

ニコラス ケイジが演じる主人公レッドが、怒りと悲しみとアルコールによって、人間の心に潜む狂気を呼び覚まし、凄惨な復讐へと手を染めていく映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」。

自分が持つ人生のすべてを奪われた、その報復に魂を燃やすレッドが、どうせ殺すのなら理屈など何もいらないと、悪人どもを正々堂々とストレートに葬り去っていく。
名優ニコラス ケイジが、復讐とはこういうものだと叫ばんばかりに、次々と敵をなぎ倒す迫力満点の殺戮シーンが、作品の持つ大きな見どころとなっています。

そして、血みどろの復讐の果てに、男がたどり着いたものは?
衝撃のラストシーンとともに、その答えは、すべての観客の胸に、いつまでも忘れることなく刻み付けられるでしょう。

映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」のキャストを紹介

復讐をテーマにした衝撃の問題作、映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」に出演するキャストを紹介します。

復讐に燃える主人公レッドは ニコラス ケイジ

極悪なカルト教団に愛する人を惨殺され、復讐に燃える主人公レッドを演じるのは、アメリカ カリフォルニア州ロングビーチ出身で、誰もが知るハリウッドの名優ニコラス ケイジです。

私生活では、元妻との泥沼離婚や経済的な破綻など、何かとマスコミを騒がせているニコラスは、現在54歳。

◇フランシス フォード コッポラの甥にあたるニコラス
ニコラスは、映画界の巨匠、フランシス フォード コッポラの甥で、兄のクリストファーは映画監督。祖父カーマインは作曲家で、祖母は女優という、筋金入りの芸術畑で育った人物です。

アカデミー主演男優賞を獲得した映画「リービング ラスベガス」(1996年)を始め、人気シリーズ「ナチュラル トレジャー」など、ハリウッドのヒット作や話題作に出演し、俳優だけでなく映画監督としても活躍するニコラス。
ですが、注目すべきは、彼の豪快かつ波瀾万丈としか言いようがない、その暮らしぶりです。

◇破天荒なニコラスの私生活
1995年に、女優のクリスティーナ フルトンと結婚し、男児を一人授かる(後のブラックメタルバンド、アイズ オブ ノクターンのボーカル、ウェストン コッポラ)も、離婚します。次に女優パトリシア アークエットと再婚するも、6年後に離婚。
その後、エルビス プレスリーの大ファンであるニコラスは、その娘リサ マリーと再々婚しますが、1年も持たずにまたもや離婚します。

・寿司店のウエイトレスに一目ぼれ
ニコラスは、2004年にロスの寿司店でウエイトレスをしていた、韓国系アメリカ人のアリス キムと知り合い、すぐに結婚。二人は、男児を授かり、ニコラスが好きなアメコミ「スーパーマン」の本名、カル=エルと名付けます。
その後は、順風な家庭生活を送っているかに思えたニコラスですが、ニューオリンズのバーで泥酔した勢いでアリスに暴力を奮い、DV容疑で逮捕されマスコミを騒がせることに。

2016年6月に、ニコラスは、12年間連れ添った妻アリスと、ついに離婚したことが報道され。50代になった現在は、再び、華の独身生活を謳歌しているとのことです。

◇とんでもない浪費癖で破産したニコラス
私生活におけるニコラスの破天荒ぶりは、女性問題はもちろん、その異常なまでの浪費癖が注目されています。
無類の車好きとして知られるニコラスは、イタリアの超高級スポーツカー フェラーリの現行型全モデルを所有。
他にも、イランの元国王が所有していた、貴重なランボルギーニなど、豪華なカーコレクションが自慢です。

車以外にも、ラスベガスやニューオリンズなどに所有する豪邸や古城、恐竜の化石など、欲しいものはすべて手当たり次第に購入。
そのあまりにひどい浪費癖がもとで、とうとう財政難となったニコラスは、合計200万ドル(約1億8,000万円)もの債務不履行で、銀行から訴えられることに。

所有していた資産のほぼすべてが競売に掛けられ、それでもまだ600万ドル(約4億8,000万円)もの滞納金があるというニコラスですが。それでも、2010年には、自分用に高さ2.7mもある、白いピラミッド型の墓を購入したと報じられています。

悲劇のヒロイン マンディを アンドレア ライズボロー

悪魔のカルト教団のリーダー ジェレマイアによって惨殺されてしまう、悲劇のヒロイン マンディ役は、イングランド ウィットリーベイ出身の女優、アンドレア ライズボロ―です。

幼いころから演劇に憧れ、高校を中退して、ロンドンにある王立演劇学校で学んだというアンドレアは、現在37歳。
卒業後の2005年に出演した「A Brief History of Helen of Troy」で、シアターゴーアーズ チョイスアワード新人賞にノミネート。翌2006年には、イアン チャ―ルソン賞を授与されるなど、才能を見せつけます。

2009年に放送された、イギリスBBCのテレビドラマ「マーガレット サッチャー 政界を夢見て」で、若き日のサッチャー元首相を演じ、英国アカデミー テレビジョン賞 女優賞にノミネートされます。

映画では、ノーベル文学賞作家 カズオ イシグロ原作のドラマ映画「わたしを離さないで」(2010年)、トム クルーズ主演のSFスリラー「オブリビオン」など、注目作に出演。

近年では、伝説の男女対抗試合を行った女子プロテニスプレイヤー、ビリー ジーン キングの生涯を描いた「バトル ボブ ザ セクシーズ」(2017年)に出演。「スターリンの葬送協奏曲」(2017年)では、ヨシフ スターリンの娘、スヴェトラーナを演じるなど、活躍しています。

カルト教団のリーダー ジェレマイアを ライナス ローチ

静かな森で幸せに暮らすレッドとマンディを、情け容赦なく地獄に落とす、カルト教団のリーダー ジェレマイアを演じるのは、イングランド マンチェスター出身の俳優 ライナス ローチです。

両親ともに俳優という環境で育ち、11歳でキャリアをスタートさせたというライナスは、現在54歳。
1994年に公開された問題作、映画「司祭」で、ゲイのカトリック司祭を演じて注目を集めたライナスですが、映画やテレビよりも舞台での活躍が多い俳優です。
ロンドンのアルメイダ劇場や、ニューヨークのブルックリン アカデミー オブ ミュージックで公演された、「リチャード2世」「コリオレイナス」では、イギリスの名優レイフ ファインズと共演しています。

映画では、英国アカデミー賞 撮影賞を受賞した「鳩の翼」(1997年)や、クリストファー ノーラン監督の「バットマン ビギンズ」(2005年)ではトーマス ウエイン役(ブルース ウエインの父親)、リーアム ニーソン主演の「フライトゲーム」(2014年)などに出演し活躍しています。

音楽は ヨハン ヨハンソン

映画「マンディ」で、物語の世界観を演出する音楽を手掛けたのは、アイスランド レイキャビク出身の作曲家、ヨハン ヨハンソンです。

ヨハンは、スティーヴン ホーキング博士と彼の元妻との生活を描いた、映画「博士と彼女のセオリー」(2014年)で映画音楽を手掛け、ゴールデングローブ賞 作曲賞を受賞。

その後も、エミリー ブラント、べニチオ デル トロ主演のクライムアクション「ボーダーライン」(2015年)。コリン ファース主演の「喜望峰の風に乗せて」といった、ヒット作や話題作で作曲を担当したヨハン。
その才能が高く評価されていたヨハンでしたが、2018年2月に、ドイツ ベルリンにある自宅で死亡しているのが発見され、帰らぬ人となりました。

本作「マンディ」は、優秀な作曲家 ヨハン ヨハンソンが手掛けた、最後の作品としても、注目を集めています。

映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」の評価は?

ロッテントマトによると、映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」に対する批評家の評価は、何と92%もの人が好印象という、素晴らしい数値を達成。
これに対して、映画を観た観客は、好ましいと答えた人が67%と、大きなギャップがあります。

「マンディは、地獄へと向けて、ゆっくりと旅をするみたいな物語の前半と。後半は、地獄まで一気に上り詰める、過酷な登山のように感じられる、一本で二つのストーリーが楽しめる作品」と、高く評価する批評家に対し。
観客は「作品の持つ斬新なヴィジュアルや、内に秘めた芸術性は高く評価できるが、残虐なカルト集団によって描かれるプロットは、観る人によって大きく好みが別れる」と話しています。

まとめ

映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」は、「ランボー/怒りの脱出」を撮ったジョージ P コスマトスの息子で、若き才能として期待される監督 パノス コスマトスが贈る、斬新なヴィジュアルと高い芸術性とで話題の作品です。

名優ニコラス ケイジが、狂気をまとった地獄の殺戮者を、迫力満点で演じ切るこの映画。
ホラーファンだけでなく、すべての映画好きに必見となる、注目すべき出来栄えとなっています。

あのロッテントマトで、驚異の92%の高評価を得た、話題の映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」は、11月10日より新宿シネマカリテ他で絶賛上映中です。

あなたもぜひ、今世紀最大にイカれたニコラスの、想像以上の狂いっぷりを、最寄りの劇場でお楽しみください。

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