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2018年8月29日に開幕した第75回ベネチア国際映画祭で、名優ウイレム デフォーが見事男優賞の栄誉に輝き、話題となった映画が、まもなく全米で公開されることが決定し注目を集めています。
映画「アット・エターニティーズ・ゲート」は、画家としても活躍する映画監督ジュリアン シュナベールが、人類の歴史上まれにみる芸術家の一人として知られる、天才画家ゴッホの生きざまを描いた興味深い作品です。
「At Eternity’s Gate」悲しむ老人という意味のタイトルをつけられたこの映画は、あふれんばかりの才能を持ちながら、芸術家として不遇のまま生涯を閉じた天才画家の姿を、いかに表現しているのか。
映画ファンや美術好きにとって、大注目の作品となっています。
Contents
芸術家を描いた作品は数あれど
天才音楽家モーツァルトの人生を描いた映画「アマデウス」や、現代文学の父と呼ばれるシェークスピアの青春を取り上げた「恋に落ちたシェークスピア」など、これまでにも芸術家の人生をテーマにした作品が数多く制作され、いずれも大ヒットしています。
どれも映画として面白く楽しめる作品に仕上がっていますが、歴史的な芸術家たちの人となりに触れたいのならば、その作品を一目見るほうがよほど充実した気持ちになれるのではという意見もあり、考え方は人それぞれです。
絵画の素晴らしさに負けない映画を期待したい
それは、第二次世界大戦中のナチスによるホロコーストを取り上げた多くの作品にも言えることで、映画を観るよりも、ナチス自らが記録した映像そのものを見せられる方が、ずっと鮮烈でリアリティに満ちた恐怖を覚えます。
映画「アット エタ―二ティーズ ゲート」は、このような過去に制作された映画と比べてどのように仕上がっているのか、芸術家ゴッホが描き上げた珠玉の絵画と同じくらい、心を揺さぶられる作品を期待したいところでしょう。
波乱の生涯を生きた 芸術家ゴッホ
ゴッホは1853年に、オランダとベルギーの国境近くにあるズンデルト地域で、代々牧師を務める家の長男として生まれます。
子供のころからひどいかんしゃくもちで、両親や家政婦たちには、とりわけ扱いにくかったといわれるゴッホ。
しばしば両親に無断で外出し、自宅の周囲に広がる湿地帯をひとり歩き回り、草花や昆虫、鳥などの動植物を観察して一日を過ごすことも多かったそう。
他人との関係を上手く築けずに悩む
成人してからも人間関係でトラブルを招くことが多かったゴッホは、弟のテオとともに働いていた大手の画商を、素行不良が原因で解雇されてしまいます。
これによりゴッホは、両親を始め家族との関係が、これまでよりもさらに悪化してしまうことに。
画商での仕事から絵を描くことに興味を持ち始めていたゴッホは、ついに画家として身を立てることを決意し、唯一の理解者である弟のテオから、金銭的な援助を受けて絵を描き始めます。
純粋な恋がことごとく打ち破られ ますます孤独に
ゴッホは、この20代のころに幾度か熱烈な恋をしますが、そのどれもが相手に強く拒まれたり、周囲から反対されて相手の女性が自殺未遂をするといった不幸に遭い、全く成就しません。
そのことからも、ゴッホが幼いころから悩まされ続けてきた、強い孤独感を、さらに募らせる結果に。
画家を志してから5年目となる1885年の春に、ゴッホは、初期の代表作ともいえる「ジャガイモを食べる人々」を完成させます。
南フランスへと移り 多くの傑作が生みだされる
その後、ゴッホはパリを経て、南フランスのアルルへと移り、有名な「ひまわり」「アルルの跳ね橋」「収穫」「日没の種まく人」「夜のカフェテラス」といった、後の世に名高い数々の傑作を描き上げます。
その反面、ゴッホの、家族や周囲の人々との関係は悪化の一途をたどり、信頼していた弟のテオとさえギクシャクし始める始末。
このころから、少しずつ精神に異常をきたし始めた彼は、たびたび統合失調症(精神障害の一種)と思われる発作を起こすなど、身体的には最悪の状態です。
ゴーギャンとの共同生活 そして事件は起こる
ゴッホは、心とからだを回復させるとの期待もあって、画家仲間でも親交の深かったゴーギャンと、アルルでの共同生活を始めます。
しかし、結果は最悪で、性格の不一致からゴーギャンは彼の元を去ることに。
絶望のあまりにゴッホは、有名な、自分の耳を切り落とす事件を起こし、警察に通報されたあげく、精神病院へと送られます。
まとめ
天才画家ゴッホの生涯を描いた、映画「アット エタ―二ティーズ ゲート」は、11月16日に全米で公開となります。
現時点では、日本での上映は未定ですが、いずれは、おそらく公開されると思われます。
ベネチア国際映画祭で男優賞を受賞した、美術ファン必見のこの作品を、ぜひともお見逃しなく。
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