【海外最新情報】オーストラリアの全国民が 釘付けになる大レース メルボルンカップ

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本日の記事は、「海外最新情報」に関する記事となります。

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毎年、秋に開催される、競馬では世界有数の大レース、メルボルンカップ。

長い歴史を持つこのレースは、2006年には日本の競争馬と騎手が出走し、見事に優勝したことでも知られています。

オーストラリア最大のイベントといわれるメルボルンカップ。
観客席には、きらびやかな衣装に身を包んだ、上流階級の人々が一堂に集まり、華やかな社交の場として大いに盛り上がります。
その日の競馬場は、日常では決して見られない、ゴージャスな雰囲気に包まれ、年に一度の特別な日であることを感じさせられます。

競馬ファンだけでなく、海外旅行好きにも魅力がいっぱいの、メルボルンカップを紹介します。

メルボルンカップとは

メルボルンカップは、1861年に創設された伝統あるレースで、単なる競馬のビッグレースというだけでなく、オーストラリアでは国民的行事として開催される盛大なイベント。

南半球に位置するオーストラリアでは、季節は春となる10月中旬から11月中旬までの一ヶ月間は、競馬を中心としたスポーツの祭典、メルボルンスプリングレーシングカーニバルの開催期間となります。

すべての国民が釘付けとなる

各地で多くのイベントが催される、メルボルンスプリングレーシングカーニバルのうち、もっとも注目度が高いのが、メルボルンカップをメインイベントとするフレミントンスプリングカーニバルです。

11月初旬に始まるフレミントンスプリングカーニバルは、日を開けて4回のレースイベントが開かれ、その2番目となるメルボルンカップ デイは、メルボルンでは祝日に指定されています。

当日は、オーストラリアの全国民がレースに釘付けとなり、stops a nation(国を止めてしまう)と言われているほどです。

メルボルンカップは フレミントン競馬場で行われる

毎年、11月の第一火曜日に開催されるメルボルンカップは、オーストラリア ヴィクトリア州の州都、メルボルン郊外にあるフレミントン競馬場にて行われます。

フレミントン競馬場では、メルボルンカップを始めとしたビッグレースが集中して開催されており、オーストラリアなど、オセアニア地域では最大のレース場です。

メルボルンカップは、G1(グループワン)レースにカテゴライズされていますが、定量戦ではなくハンディキャップ戦となっており、優れた戦績を持つ馬には重い重量ハンデが課せられます。

メルボルンカップの賞金総額は、600万オーストラリアドルで、2016年まではオセアニア最高の賞金金額となるレースでした。
1着の優勝賞金は360万豪ドル(約2億8,800万円)、2着は90万豪ドルとなります。

洋ナシ型の特徴的なレースコース

フレミントン競馬場は、通常の楕円形コースとは異なり、右側の小さなカーブと左側の大きなカーブを、それぞれ長い直線で結んだ洋ナシ型の特徴的な周回コースです。

フレミントンには、その他に、周回コースとつながる1,200mの直線コース、「ザ ストレート シックス」があります。

オーストラリア最大のレースであるメルボルンカップは、フレミントンの芝コース3,200mで争われます。

スタート地点は、第一コーナーの手前900m地点で、直線コースのザ ストレート シックス上に設定されています。
そこから、小さな第一コーナーまでの長い直線路を走った後、一周2,312mある、洋ナシ型の周回路を左回りで疾走。
大きく回り込んだ最終コーナーを過ぎると、最後は400mの直線を駆け抜けてゴールとなります。

芝3,200mで争われる 実力が勝負のレース

フレミントンの芝3,200mは、スタート地点から第1コーナーまでは900mもの直線があり、勝敗を決める要素として、スタート時の順位やゲートの枠番はあまり重要ではありません。

フレミントンのコースは、ヨーロッパの競馬場みたいにアップダウンのない、ほぼ平坦なコースで、コース幅は30mという広々したもの。
周回路の距離は一周で2,312mもあり、勝敗を決める最後の直線も、400mと十分な長さがあります。

そのため、各競走馬のコース状態による得手不得手にかかわらず、すべての馬が、その実力を最大限に発揮できるフェアなコースと言えるでしょう。

有利なのは中間くらいの出走枠?

メルボルンカップでは、最大出走可能馬数が24頭と多いため、勝つためには、レース中のポジショニングが極めて重要です。
出走後のレース展開によって異なるため、一概には言えませんが、あまり内枠からスタートした場合は、集団に揉まれて自由が利かなくなる可能性が高い。
かといって、極端な外枠だと、競争中に内側へと入っていくのが、困難となることが予想されます。

このようなことから、よりレースを有利に戦うためには、ちょうど中間くらいのゲートから、スタートするのが望ましいと考えられています。

さまざまな催しが楽しめるメルボルンカップ

メルボルンカップ デイを含めた、4日あるフレミントンスプリングカーニバルでは、ファッション・グルメ・エンターテインメントといった、さまざまな催しが開催されます。
それらの催しは、フレミントン競馬場の入場券が一枚あれば、すべて楽しむことができます。

歴史あるファッションショー

女性にも競馬場を訪れてほしいという目的で、1962年から開催されているMyerファッション オン ザ フィールドは、美しい競馬場のターフで行われる、伝統と格式のある屋外ファッションショーです。

オーストラリアの各州代表による、きらびやかなファッションショーの他、デザイナーによるファッションアドバイスを含めたトークショーが行われ、女性には必見のイベントとなっています。

メルボルンの有名レストランによるグルメイベント

メルボルンの有名なレストランや、カクテルバーなどが、フレミントン競馬場内に併設されたイベント会場に多数出店。

世界中から、グルメな観光客が集まる街として有名な、メルボルン。
食いしん坊な人も、ワインやカクテルなど、お酒が大好きな人にも、きっとたまらないほど素敵な料理を味わえます。

他にも楽しみが盛りだくさん

フレミントン競馬場には、コースに設置された観客席の他に、屋外に大スクリーンを設置した「ザ・パーク」で、のんびりとレースを観戦することも可能です。

パレードリンクでは、レースに出走する競走馬たちを間近で見られ、勝ち馬を見極める、競馬ファンたちの熱い視線が集中。

メインステージではライブ演奏が行われ、さらに無料のビューティーサロンでメイクアップをしてもらえたりと、楽しいことが盛りだくさんとなっています。

フレミントン競馬場へのアクセス方法

フレミントン競馬場は、メルボルン市街中心部から10km圏内にあるため、アクセスは良好です。

メルボルンカップの開催日には、サザンクロス駅から臨時列車が運行しており、所要時間は12分。終着駅が競馬場駅ですので、乗り過ごすことはありません。
ただし、この臨時列車は、一時間に2~3本程度しか運航しておらず、乗り遅れると30分以上待つこととなるため注意しましょう。

魅力いっぱいのメルボルンへ行くには?

日本からメルボルンへ行くには、成田空港からクァンタス航空の直行便で、メルボルン国際空港まで10時間25分。

羽田空港からシドニー経由で行くと、メルボルンまでは最短で12時間35分となります。

HISが募集しているメルボルンカップ観戦ツアーは、2018年では11月3日の土曜日の午後7時20分に成田空港を出発し、クァンタス航空の直行便で、翌11月4日の午前8時にメルボルンに到着します。

翌日の11月5日は、終日自由行動となり、メルボルン市街中心部のスワンストンストリートで開催される、メルボルンカップ パレードなどを楽しむことができます。

11月6日には、いよいよお待ちかねのメルボルンカップレースを観戦。ツアーには、フレミントン競馬場への入場チケットがセットになっています。

翌11月7日午前9時20分に、メルボルン国際空港を出発し、成田空港へは午後5時45分に到着。合計5日間の日程となります。

旅行代金は、スタンダードクラスのホテルが16万8,000円、スーペリアが18万8,000円、デラックスが20万8,000円です。

この他に、日本航空のメルボルン行き直行便を利用した、ツアーも用意されています。

まとめ

2018年のメルボルンカップは、11月6日の火曜日に開催されます。
2006年には、日本の菊花賞馬 デルタブルースと岩田 康誠 騎手が、見事に優勝したメルボルンカップは、日本でも馬券を購入することができます。

購入するには、JRA(日本中央競馬会)の海外馬券購入ページを利用します。
発売開始時間は、レース当日、日本時間の午前7時で、出走予定時間は午後1時です。

競馬ファンを始め、世界中から多くの人々が集まる、オーストラリア最大のイベント、メルボルンカップをぜひチェックしてください。

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