【海外最新情報】柔軟な発想が生んだ 小さくて快適な家 タイニーハウスが大人気

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本日の記事は、「海外最新情報」に関する記事となります。

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ハックルベリー フィンが生まれた自由の国アメリカで、とっても小さいけれど、自分のためだけに使う、贅沢で快適な家が流行しています。

タイニーハウス(Tiny House)は、敷地面積が500平方フィート(46平方メートル)ほどという、とっても小さな家です。
この小さくても快適なタイニーハウスのメリットは、初期コストが非常に安いこと。そして、無駄なものを一切捨てて、必要最小限のものだけを所有して生きることで、周囲の人たちとより深く結びつかねばならないことです。

自分の持ち物を少なくすることで、必要な時には誰かを頼りにしなければならない。
一見不自由かと思えるこのような生活が、地域の人々との強い絆を生み出すことで、これまでとは世界が一変してしまうほど、豊かで贅沢な暮らしが実現するのだとか。

大きいことは良いことだの象徴となった、アメリカで流行し始め、日本でも注目されている小さな家、タイニーハウスを紹介します。

必要最小限を 最大限に楽しむ

タイニーハウスは、見た目もさることながら、中へと入るとその狭さに驚かされます。
明確な基準は無いようですが、その広さは400平方フィート(37平方メートル)から、1,000平方フィート(93平方メートル)の間におさまるタイニーハウスは、大人が一人または二人横になればもう目いっぱいのサイズ。

この面積の中に、生活をするのに最低限必要なシンク付きのキッチンや冷蔵庫、トイレとシャワールーム(浴槽の付いたものもあります)、洗濯機などが詰め込まれています。
スペース効率を高めるため、ロフト式の就寝スペースが備わり、暑さや寒さをしのげるようエアコンも完備され、見た目以上に快適なのだとか。

欲しいものがあっても置き場所はない

タイニーハウスは、言わば、大きめのキャンピングカーと同じです。
限られたスペースに、住居としての設備を詰め込んであるため、収納スペースはごくわずかで、あまり物を置く余裕はありません。
生活に必要なものを、狭い場所でやりくりして置かねばならず、洋服はもちろんのこと、趣味の道具なども最小限しか持つことができないでしょう。

タイニーハウスには、トレーラーハウスみたいに車輪がついて、車でけん引することで移動が可能なものも多いです。このようなタイプは、法律上は車両という扱いになるため、通常の住宅みたいに固定資産税が掛からないメリットもあります。

低コストで浮いたお金を ゆとりある暮らしに

タイニーハウスの価格は、日本で販売されているもので、およそ50万円から300万円程度で購入でき、中には30万円以下の製品もあります。
また、海外では、すべてDIYにより自分で製作して、6万円や2万円という激安なタイニーハウスも!

通常なら、数千万円もかかる住宅の値段。年収の数倍にもなる高額なローンを組んで、20年とか30年ものあいだ返済に追われることに。
タイニーハウスなら、このように信じられないくらい価格が安いため、そのような不安は全くありません。
初期費用やランニングコストが安いため、浮いたお金で貯金もできるし、気持ちにもうんとゆとりができて、想像以上に豊かな暮らしができるのではないでしょうか。

物欲至上主義から抜け出し 人生を変える

とっても小さなタイニーハウスは、小さいだけにエアコンもよく効き、電気代が節約できます。
家が狭いから、掃除だって楽ちん。建てるときの材料も、最小限で済むので、省資源で作ることが可能。
廃棄物も少ないため、環境にもやさしい。
見た目は、ユニークでかわいいけれど、まさに革命的な、新しい住宅のスタイルです。

持ち物を必要最小限にして、その分、人生を最大限に楽しむ。
古臭い、物欲至上主義から脱却して、目に見える世界が変わってしまうほど、自由な生き方を手に入れる。
そこが、小さいけれど快適で、最高に贅沢な、タイニーハウスの魅力です。

小さな家が 流行の波はどこから?

小さなスペースで、最大限に豊かな人生を楽しむ、タイニーハウス。
アメリカで、この小さな家が注目され始めた背景には、2008年に世界を震撼させた、あのリーマンショックの影響があったと言われています。

人類史上最悪のサブプライムショック

個人が加入している住宅ローンを証券化して、投機の対象としてお金を集めようという、人類史上もっとも醜悪な発明ともいえる、サブプライムローン。

アメリカで異常な盛り上がりを見せていた、住宅バブルが崩壊し、サブプライムローンを利用していた人々のほとんどが、支払い不履行となるサブプライムショックが発生。
膨大な数の人たちが、自分の家を失うこととなってしまいました。

大量消費時代への反骨心から始まった

アメリカで2000年頃から、美しい自然環境に囲まれた場所に自作のログハウスを建て、あるいは移動式のトレーラーハウスといった、小さな家に住むことを選択する人たちが登場してきます。

1970年代から90年代にかけて、大きくて広々した家に住むことが、人生を豊かにする条件だと広く宣伝され。次第に、人々が理想の暮らしを思い描く、普遍的なヴィジョンとなっていました。
長いローンを組んでマイホームを購入し、クレジットカードやショッピングローンで、欲しいものを次々と手に入れていく。
これまで大量生産・大量消費を繰り返してきた、社会に対しての反骨心から、小さな家に住み、大きく人生を楽しむ文化が誕生したのだとか。

このような考えを、タイニーハウスムーブメントと呼び、アメリカ人たちの間に、少しずつ知られるように。
それが、2008年のリーマンショックを生んだ、サブプライムショックの影響で、アメリカ人の住居に対する考え方が大きく変化します。

社会経済に左右されない 自由な人生を

1999年に、アイオワ大の美術講師だったジェイ シェーファーが、スモール ハウスと名付けた小さな家が、タイニーハウスの始まりです。
ジェイがこの家を建てたのは、膨大なモノを所有して生きていくことが、あまりに面倒で無駄だと感じたから。
広さはたったの10平米(10m2)!車一台分の駐車スペースよりも小さいという、この異常なまでに狭い家で暮らしたジェイは、これこそが、求めていた本物の家だと確信したのだそう。

ジェイが建てたスモール ハウスでの生活を綴った、彼の著書「THE SMALL HOUSE BOOK」は2009年に出版され、社会の風潮と共に、多くの人々に影響を与えることとなります。

社会経済の動向に左右されず、人生をもっと自由に、豊かに生きていきたい。
こうした人々の強い思いから、小さな家 タイニーハウスが、ブームとなるまでに拡大していきました。

小さな家は 日本でもブームとなるか?

ジェイが書いた「THE SMALL HOUSE BOOK」の影響は、日本にも広まり、ベンチャー企業を皮切りに、タイニーハウスを取り扱う業者が増加していきます。

30万円からという低価格のタイニーハウスを販売する、東京都中央区の「株式会社 YADOKARI」は、広さが20平方メートル以内で1,000万円以下の、小さな家が注目を集めていると話す。
同社では、個人の住居のみでなく、事業用としても大きな可能性を秘めているとの考えから、港区 日之出町にタイニーハウスを使ったホステルをオープン。

昨今の外国人観光客の大幅な増加から、宿泊施設が不足している状況の中で、京浜急行の高架下という特殊な場所で開業した、ホステル。「YADOKARI」のタイニーハウスは、車輪を備えた移動式のため、こうした場所で使用するメリットが大きいとか。

まとめ

アメリカで流行し、日本でも注目度が高まりつつある、小さな家 タイニーハウス。

世界を震撼させたサブプライムショックや、ジェイ シェーファーが書いた「THE SMALL HOUSE BOOK」の影響から、大きな家に住むことが、必ずしも幸せではないと気づき始めた人々。

アメリカの文豪 マーク トゥエインが生み出した、あのハックルベリー フィンみたいに、人間にとって本当の幸せとは何かを、あらためて考えさせてくれる。タイニーハウスには、そのような魅力があるのではないでしょうか。

今後は、世界的なブームとなることも考えられる、タイニーハウスを、ぜひチェックしてください。

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