【海外最新情報】収穫したてのぶどうの味を そのままワインにして召し上がれ!ボジョレー ヌーボー2018

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本日の記事は、「海外最新情報」に関する記事となります。

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今年も、日本人が大好きな、獲れたてのぶどうで作った新ワイン、ボジョレー ヌーボーの解禁日が近づいてきました。

地球温暖化の影響?もあってか、暑さと日差しに恵まれたフランス南東部のボジョレー地方では、理想的な成熟条件によって、今年のぶどうはとても良い出来栄えです。

今年収穫されたぶどうの素晴らしさは、熱狂と称賛の嵐がボジョレー中を駆け巡ったほどだと言いますから、2018年のボジョレー ヌーボーは、歴史に刻まれる珠玉のヴィンテージになるとのこと。

ワイン愛好家を始め、お酒やおいしいものには目がない日本人には、決して無視することのできない、2018年のボジョレー ヌーボーについて紹介します。

他のワインとは何が違うの?

ボジョレー ヌーボーとは、ブルゴーニュワインの一つとして有名な産地、フランス南東部のボジョレー地方で作られるワインの一種で、9月に収穫されたぶどうを短時間で製造して出荷します。

その製造期間は、ぶどうの発酵から熟成まで、収穫されてから約一ヶ月程度で終了するという、通常と比べて異例の速さです。

一般的な赤ワインの熟成期間が12~20ヶ月で、高級ワインでは、そこから樽詰めをして約2年から数年熟成を行うため、ボジョレー ヌーボーがいかに早く作られるかがわかります。

ぶどうを収穫してからたったの1か月で、もうワインとして飲めるのには理由があり、それはボジョレー地方が世界的な産地として知られている、ガメイ種のぶどうを使用しているから。

渋みの少ないガメイ種から作られるのがポイント

ボジョレー ヌーボーの原料となるガメイ種(gamey:ガメとも呼ばれる)は、ワイン用として栽培される大粒の黒ぶどうで、イチゴにも似たベリー系の甘い香りを持つ品種です。

ポリフェノールの一種であるタンニンの含有量が少ないガメイは、赤ワイン特有の渋みが少なく、その分酸味が豊かな、さわやかで口当たりの良い風味となるのが特徴。

タンニンが少ないガメイ種の性質によって、ボジョレー ヌーボーのような非常に短時間の熟成であっても、ぶどう本来のフルーティーな味わいを生かした軽いワインとして、おいしく飲むことができます。

ガメイは、長期の熟成には不向きな品種で、ガメイで作られたワインのほとんどが若いうちに飲まれ、価格も安いのが特徴です。

ガメイ種の赤ワイン以外に、白やロゼのボジョレー ヌーボーも、一部ですが存在しています。

ボジョレー ヌーボーは製造法にも特徴がある

ボジョレー ヌーボーは、単に製造期間が短いだけではなく、その作り方も、通常のワインとは大きく異なっています。

赤ワインでは、収穫したブドウから果梗(ぶどうの実を支えている柄)を取り除いたものを破砕(つぶすこと)しますが、ボジョレー ヌーボーでは、ぶどうの実をつぶさずにそのまま容器に入れて発酵させるのが特徴。

発酵法には二種類あり、ぶどうの果皮についた酵母で自然に発酵させる伝統的手法と、内部に人工的に炭酸ガスを発生させて発酵を促す、近代的なマセラシオン カルボニック法があります。

製造期間は短いが 意外と手間がかかる

マセラシオン カルボニック法は、発酵終了まで2~3日と早いですが、伝統的手法に比べて高温で発酵されるために、ワインの香り成分の多くが失われしまうことに。

伝統的手法では発酵が終了するまで10日ほど掛かり、香りの成分も多く残りますが、マセラシオン カルボニックに比べて腐敗しやすいという欠点があります。

いずれの方法も、ぶどうの実を破砕せずにそのまま発酵させるため、原則として機械での収穫は行わずに、ひとつひとつ手摘みにて収穫されたぶどうを使用。

ボジョレー ヌーボーは、製造期間が短く、商品の価格も安い割には、意外に手間がかかっています。

ボジョレー ヌーボーの意味は?

ボジョレー ヌーボーとは、ボジョレー産の新しい種類という意味で、Beaujolais(ボジョレー) nouveau(ヌーボー)と言います。

Nouveau(ヌーボー)は、Nouvelle Vague(ヌーベル バーグ:新しい波)と同じで、その年に収穫された新しいぶどうで造られたワインという意味です。

実はボジョレーの地酒だった

元々は農家の人たちが、その年のぶどうの出来栄えを確かめる(試飲する)ために、急ごしらえで少しだけ製造したワインのことで、収穫への感謝と良質なワインができるよう祈願して飲まれたもの。

それが、ボジョレーで造られたものは、さわやかな風味でおいしいと評判になり、現地の人々に地酒として親しまることに。

そのボジョレーの地酒が、車で約1時間ほどしか離れていない、美食の街として有名な大都市、リヨンへと伝わって大流行します。

やがてパリから、国外へと伝わったボジョレー ヌーボーは、日本を始め、世界中で知られることとなります。

ボジョレー ヌーボーに解禁日がある秘密とは

ボジョレー ヌーボーには、ご存知のように、フランス政府が公式に定めた解禁日が存在し、毎年11月の第三木曜日と定められています。

これは、ボジョレー ヌーボーの人気に目を付けたワイン業者が、収穫されたぶどうをいち早くワインにして売りさばこうとして、まだ十分に発酵していない粗悪品が多く流通したことから、そのようなことがないよう解禁日が設けられることに。

ボジョレー ヌーボーの解禁日は、フランス国内だけでなく、世界すべての国で11月の第三木曜日に、現地時間の午前0時以降にならなければ販売が許されません。

時差の関係で、日本は先進国でもっとも早く、ボジョレー ヌーボーの解禁日を迎えることになります。

バブルの頃、日本で爆発的なブームとなった際には、夜遅くに空港へ行って税関を通過したばかりのボジョレー ヌーボーを、真っ先に飲もうとする人まで出現しました。

ボジョレー ヌーボーだけじゃないワインの産地

ボジョレー地方には、ボジョレー ヌーボーだけでなく、ボジョレーワインの生産地として、数多くのワインが製造されています。

ボジョレーを名乗ることのできるワインは、ガメイ種を使用した赤ワイン、もしくはブルゴーニュ種の白ブドウで造られた白ワインのみとされ、AOC(アペラシオン ドリジーヌ コントロレ:ワインなど農業製品の品質を保証する、フランス原産地呼称委員会)によって定められています。

ボジョレー ヴィラージュは より厳しい品質基準

ボジョレーワインの中でも、AOCが認定した、北部のオ- ボジョレー地区にある39の村で製造されたものには、ボジョレー ヴィラージュ(フランス語で村という意味)の名が与えられています。
ボジョレーワインの26%を占めるボジョレー ヴィラージュは、ぶどうの収穫量やアルコール度数など、AOCが定めたより厳しい品質基準で製造され、一般のボジョレーよりも上質なため値段も高いです。

ボージョレ ヴィラージュにも、ボージョレ ヴィラージュ ヌーボーがあり、こちらも通常のボジョレー ヌーボーより高価となっています。

ボジョレーの本命は クリュ ボジョレー

ボジョレー地方のなかでも、ごく限られた地域でのみ生産される高級ワインが、クリュ ボジョレーです。

クリュ ボジョレーは商品名ではなく、AOCによって認定された、ボジョレー地方の限られた10地区で製造されたワインのみに、その村の名前を付けて販売することを認めるものです。

クリュ ボジョレーは赤ワインのみで、ガメイ種では珍しく5年以上熟成された品質の高いものもあり、日本ではあまり知られていませんが、熱心なワイン好きには古くから親しまれているワインです。

AOCが認定するクリュ ボジョレーは、

・St Amour(サンタムール)
・Chenas(シェナ)
・Julienas(ジュリエナ)
・Chiroubles(シルーブル)
・Brouilly(ブルイィ)
・Cote de Brouilly(コート ド ブルイィ)
・Fleurie(フルーリー)
・Moulin a Vent(ムーラン ア ヴァン)
・Morgon(モルゴン)
・Regnie(レニエ)

以上の村名を冠した10銘柄です。

クリュ ボジョレーは、一般的なポジョレーワインと区別するために、ラベルにボジョレーの名を記さない場合が多く、これらの銘柄を記したボジョレー ヌーボーの製造もAOCによって禁じられています。

そのため、これらの地区で製造されたヌーボーワインには村の名前ではなく、単にボジョレー ヌーボーもしくは、ボジョレー ヴィラージュ ヌーボーと明記。

AOCでは、ヌーボー以外でこれらの村で製造されたワインに対して、その銘柄を使用することを認めています。

中にはラベルに同じ銘柄が書かれていても、クリュ ボジョレーではない、一般的な品質のワインも販売されているため、購入時には注意が必要です。

ボジョレー ヌーボーのおいしい飲み方

ボジョレー ヌーボーは、赤ワイン特有の渋みが少なく、酸味が豊かですっきりした味わいのため、通常の赤ワインとは飲み方が異なります。

一般的に赤ワインは常温で飲むのが普通ですが、ボジョレー ヌーボーでは少し冷やした方が、よりおいしく飲むことができます。

ボジョレー ヌーボーは、冷蔵庫で1時間程度冷やし、温度にして約10℃くらいがベストな飲み頃です。

ボジョレー ヌーボーによく合う料理

ボジョレー ヌーボーに合う料理は、淡泊で、あっさりした味付けの料理です。

おすすめは魚介類で、これから肌寒くなる季節には、ブイヤベースなどは最高の組み合わせでしょう。

和食だと、寒くなるとおいしくなる、ふぐや鱈ちり鍋、脂の少ないカジキマグロのステーキもおすすめです。
他には、鯛の刺身なども、ボジョレー ヌーボーとよく合います。

肉料理なら、ローストビーフや豚肉の紅茶煮など、さっぱりしたもの。

チーズ好きには、カマンベールチーズが、相性抜群です。

まとめ

2018年のボジョレー ヌーボー解禁日は、11月15日です。

ワインのオンラインショップなどでは、すでに予約の受付を開始しています。

2018年のボジョレー ヌーボーは、歴史に刻まれるほど、珠玉の逸品になるという噂です。

ワインやお酒が大好きな人には、今から待ち遠しい、魅惑のボジョレー ヌーボーをぜひ手に入れて、おいしい料理と一緒に楽しみましょう。

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