【海外最新情報】もう二度と覚めたくない夢の世界へ ドラマ「レヴェリー 仮想世界の交渉人」

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本日の記事は、「海外最新情報」に関する記事となります。

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ドラマ「THIS IS US」のヒットで注目の、アメリカの老舗放送局NBCが、新たに世に放つ意欲作として、2018年5月に全米で放送されたドラマ「Reverie(レヴェリー)」。

日本語で夢想、または空想という意味を持つこの作品は、最新のVR(ヴァーチャルリアリティー)システムによって、自分が理想とする世界へと旅立つ人々を描いた物語。

日本でも、すでに配信がスタートし、これまでにない発想がとても興味深いと、評判は上々。
この種の、マニアックな世界観を持つ作品は、SFアニメが大好きな日本人には、より受け入れられやすいと言えます。

ずっと思い描いていた理想の世界へと、誰でも簡単に行くことができる夢のような装置に、どうせならもう夢から覚めたくないと願う、ドラマ「レヴェリー 仮想世界の交渉人」の見どころを紹介します。

夢とは脳によって行われる 生体現象の一つ

眠っているのにも関わらず、見えたり聞こえたり、手足など肌の感触や、暑さや寒さまで感じる不思議な現象の「夢」。

脳は、覚醒している時に記憶されたさまざまな情報を、睡眠中に細かなジャンルごとに分類して、整理していきます。
脳の中は、多くの情報が収蔵されたライブラリーとなっていき、それらの情報を必要な時に任意で取り出すことが可能です。

脳が情報を細かく整理していく過程で、それらを元に自分だけのドキュメンタリーのような動画を作成し、あたかもビデオプロジェクターのように再生する現象が夢だといわれています。

自分の好きな夢が いつでも見放題

このような、脳が持つ情報整理と映像再生の機能を、最新のVR装置で自在にコントロールして、任意に夢を見ることができるとしたら。

自分が思い描いた理想の夢を、まるでamazonプライムビデオみたいに、観たいときにいつでも見放題という信じられない装置が、仮想世界へと旅立つことが可能なレヴェリーです。

一体どのような世界へと旅立てるのかというと、それはもうなんでもありで、専用のミクロBCIと呼ばれるチップを体内へと注入。そうして、好きな情報を自分の脳へと記憶させれば、VRの世界で、思うがままのストーリーの中を生きることができる仕組み。

すでに亡くなってしまった家族と一緒に楽しく過ごせたり、ずーっと片思いのあの娘と懇(ねんご)ろになれたり、子供のころなりたかった夢を叶えるといった、希望の物語をまるで真実みたいに体験することが可能です。

これが夢ならば いっそ覚めないでほしい

このような素晴らしい装置があったなら、あやしい薬物(LSDなど)に手を出さなくても、誰もが内なる世界へと簡単に旅をすることができ、世の中はもっと平和になるでしょう。

けれども、レヴェリーを使って理想の世界へと旅に出た人たちが、あまりにも素晴らしすぎたために、いっそこの夢が覚めなければいい。

このように考えてしまうリスクは、間違いなく想定されるわけで、それがこのドラマの重要なポイントとなります。

人々の記憶が混沌とした 仮想空間で起こる物語

SF小説の鬼才、フィリップ K ディックが生み出し、後に映画化された「トータル リコール」の世界と、レヴェリーはよく似ています。

レヴェリーは、それをより発展させた最新鋭のVRシステムで、何と複数のプレイヤーが、同じ仮想世界の中で活動できるという
すごい装置です。

このレヴェリーという仮想空間へと飲み込まれてしまう人々と、それを助け出そうと、自らもレヴェリーの中に入り込んで奔走する主人公の様子が、ドラマに描かれていきます。

夢から覚めたくない人を 現実へと連れ戻す交渉人

ドラマ「レヴェリー」の主人公マラ キント(サラ シャヒ)は、かつて警察で人質救出の任務に尽力した、犯罪者から人質を解放するように説得する、元交渉人(ネゴシエーター)。

現在はすでに引退し、平穏な毎日を送っていたマラは、警察時代に元上司だったチャーリー ベンタナから、ある仕事を手伝ってほしいと持ち掛けられます。

マラは、引退後はオニラ テックという企業に勤務しているというチャーリーから、仮想空間によって自分が望むどのような世界にでも、行くことができるという夢の装置「レヴェリー」の存在を知らされます。

その仮想空間から、ある理由で帰れなくなった人々を、サラの交渉術で現実へと救い出して欲しいというのが、チャーリーからの依頼でした。

レヴェリーに長く居すぎると 二度と目覚めなくなる

レヴェリーは、多くの人々にとっては、現実とは違う夢の世界を、疑似体験することができる楽しい装置。

ですが、現実の人生に、出口の見えない葛藤や苦悩を抱えている人にとって、レヴェリーは幻覚作用をもたらす薬物と同じです。
そういった人々が抱える、さまざまな悩みから解放されるばかりか、望みむがままの素晴らしい人生を体感できることから、もう二度と目覚めたくないと考える人が現れます。

レヴェリーは、ミクロBCIによって脳内に情報を送り込み、いわば強制的に夢を見させるようにする装置です。
あまりに長い間、レヴェリーにとどまっていると、やがて昏睡状態となり、それこそ二度と目覚めなくなる事態となることも。

飲み込まれた人々の 葛藤や苦悩と向き合う主人公

マラは、レヴェリーの仮想世界に飲み込まれてしまった人々を、自分もレヴェリーへと進入することで、現実世界へと戻るよう本人と直接交渉を行います。

レヴェリーから出たくないと切望する人々と交渉をするうちに、マラは、それぞれの人々が持つ葛藤や苦悩と、真っすぐに向き合うことに。

やがてマラは、レヴェリーがただ夢を形にするためのVR装置ではなく、誰もが抱えるなにがしかの人生の重みから、その心を解き放つためのものだと知ることになり。

そしてマラ自身も、大切な姉と姪の命を守れなかった、苦すぎる過去の現実から逃げるのではなく、もう一度しっかりと向き合う方法を探そうとするのでした。

NBCならではの革新的なテーマが見どころ

果たして、レヴェリーの世界とマラの交渉によって、人々は救われるのか。
夢のような仮想空間の中で、人々に懸命に手を差し伸べようとしながら、マラは、自分の人生に前向きな一歩を踏み出すことができるのか?

ドラマでは珍しい仮想空間というメソッドを使い、人々を救済することができたらという、老舗テレビ局 NBCならではの革新的なテーマが、「レヴェリー 仮想世界の交渉人」の見どころとなります。

主人公マラ役は サラ シャヒ

犯罪者から人質を救出する、警察の元交渉人だった主人公マラを、アメリカ テキサス州出身で、エキゾチックなイラン系アメリカ人というサラ シャヒが演じています。

現在38歳のサラは、身長160㎝とは思えない、存在感を放つ美人女優。
サラは、日本でも大きな話題となった、セクシャルマイノリティ(LGBT)たちの人生を描いた、ドラマ「Lの世界」のカルメン役で有名です。

映画「スタートレック」や「ミッション インポッシブル」など数々のヒット作で知られる、J.J.エイブラムスが製作総指揮を任された、ドラマ「パーソン オブ インタレスト」のシーズン3から、レギュラー出演したことよって脚光を浴びたサラ シャヒ。

ドラマ「レヴェリー」でも、辛辣な過去を背負う主人公マラを、独特のフェミニズムを与えながら熱演しています。

マラの元上司チャーリーを デニス ヘイスバート

夢のようなVRシステム レヴェリーを開発した、オニラ テックに勤務し、マラに仕事を依頼したチャーリー ベンタナ役を、ハリウッドのベテラン デニス ヘイスバートが演じます。

現在64歳のデニスは、トム べレンジャーやチャーリー シーンと共演した大ヒット映画「メジャーリーグ」シリーズで、カーブを打つのが大の苦手な強打者セラノ役を、存在感たっぷりに演じて人気者に。

デニスは、1990年に再びチャーリー シーンと共演した映画「ネイビー シールズ」、トム セレックや高倉 健と共演した映画「ミスターベースボール」など、数々のヒット作に出演したおなじみの俳優。

この他にも、ドラマ「24-TWENTY FOUR」のデビッド パーマー米大統領役など、多くのヒット作や話題作に出演したデニスは、ハリウッドに無くてはならないベテランの一人です。

ドラマファンにおなじみの人気俳優が出演!

その他、「HEROES」で科学者モヒンダー役を好演したセンディル ラママーシー、「アメリカン ホラーストーリー」のジェシカ ル。
「コールドケース」のキャスリン モリスといった、海外ドラマファン、おなじみの顔ぶれが出演しています。

ドラマ「レヴェリー 空想世界の交渉人」の評価は?

ロッテントマトによると、ドラマ「レヴェリー 空想世界の交渉人」に対する批評家による評価は、好印象と答えた人が62%とまずまずの数値。

ドラマを観た視聴者からは、79%が好ましいと答えています。

批評家によると、「レヴェリー」が立ち上げたVRによる夢の実現は、劇中において科学的根拠を示す説明が不十分だとしながら、この革新的なメソッドの可能性は大いに期待できるとのこと。また、今後の展開が注目されると語っています。

まとめ

最新のVRシステムが作り出した仮想空間によって、自分が望む世界を何でも体験できるという、新感覚のドラマ「レヴェリー」。

批評家からの評価はまずまずですが、全米での視聴率はあまり芳しくなかったとのことで、制作したNBCテレビは、今のところシーズン2の制作は決定していません。

鬼才がディックが生み出したSF小説における金字塔のひとつ、「追憶売ります(トータルリコールの原作)」の世界を応用し、VR空間によって人々が持つ心の重みを開放するという、興味深いテーマに挑んだドラマ「レヴェリー」。

NBCらしい作りこみの良さもあり、日本でも人気が出る可能性が高いだけに、シーズン2以降の制作を、ぜひ検討してほしいところでしょう。

話題のドラマ「レヴェリー 仮想世界の交渉人」は、Huluにて、シーズン1の全エピソードが絶賛配信中です。

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