アメリカの経済誌フォーブスが、全米でもっともリッチな400人をランキングする、「フォーブス400番付」の2018年度版を発表しました。
注目は、栄光の長者番付第一位に、アマゾンのCEO ジェフ べゾス氏が、見事に輝いたことです。
べゾス氏は、昨年まで24年連続で首位に君臨していた、マイクロソフトのビル ゲイツ氏を破り、その保有資産総額は史上最高を記録。
その額は、残念ながら二位に甘んじたゲイツ氏の保有資産、970億ドルを大幅に上回る、ものすごい金額になっているとか。
他にも、おなじみの面々が上位にランクインているフォーブス400番付に、あのトランプ大統領や日本人企業家も番付入りしている、2018年度フォーブス世界長者番付をあわせて紹介します。
※ドル→円換算は、2018年10月25日現在の1ドル112.09円で計算しています。
Contents
過去最高の資産総額を記録!フォーブス400米長者番付
アメリカ国内でも有数のスーパーリッチたちが名を連ねる、フォーブス長者番付400で、2018年度はその保有資産の総計が、過去最高額を記録したことで話題となっています。
その額は、何と2兆9,000億ドル。日本円にして約330兆円!と言いますから、驚きのあまりに、思わず笑ってしまいます。
日本では、本年度の国家予算が97兆7,128億円と発表されていますから、アメリカのスーパーリッチたちの富裕ぶりは、本当に凄いです。
新たに15人が初のランクインを果たす
昨年は、ランクインするために必要な、最低保有資産額は20憶ドルでしたが、今年は21憶ドル(約2,400億円)に増加。
こちらも過去最高となっており、その中でも、新しく15人のスーパーリッチが、初のランク入りを果たしています。
また、アメリカで保有資産が10憶ドル以上のビリオネアのうち、204人がランキングから外れ、これも過去最高の人数。
ランクインした400人の平均資産額は72憶ドル(約8,100憶円)と、これまた過去最高で、2018年は、いろいろと最高づくしの結果となっています。
フォーブス400 注目のベスト10入賞者と資産総額は?
栄えあるベスト10入りを果たした面々と、注目の保有資産額について見ていきましょう。
第一位 ジェフ べゾス
世界中で知らない人はいないほど、人々の生活になくてはならないものとなっている、アマゾン ドット コム。
その最高経営責任者が、アメリカ ニューメキシコ州出身のジェフ べゾスです。
現在54歳のべゾス氏は、元はウォール街の金融機関で働く、会社員としてスタート。
1995年に、書籍のネット販売を行うeコマースサイトとして、Amazon.comを立ち上げます。
アマゾンは、その後、ネットバブルの後押しによって急成長。
べゾスは、1999年に、タイム誌のパーソン オブ ザ イヤーに選出されるなどして、世界中にその名を知らしめます。
そして2018年、べゾスは、栄光のフォーブス400長者番付第一位に輝き、その保有資産は何と1,600億ドル。
日本円にして18兆円という、すさまじい富を手にしたスーパーリッチとなっています。
第二位 ビル ゲイツ
マイクロソフトの創業者であるビル ゲイツは、世界一のお金持ちとして、小学生でも知らない生徒はいないほど、有名な人物です。
アメリカ ワシントン州シアトルに住む、62歳のビル ゲイツ氏。
フォーブス長者としても、長年に渡り王座を獲得し続けてきましたが、今年は保有資産970億ドル(約10兆8,600億円)で第二位となり、世界で二番目のお金持ちとなりました。
今年のフォーブス400番付では、一位と二位との差が630億ドル(約7兆500億円)と大きいのにも注目で、こちらも過去最高となっています。
第三位 ウォーレン バフェット
昨年は、資産額756億ドルで第二位だった、世界最大の投資持株会社バークシャー ハサウェイの会長兼CEO ウォーレン バフェットは、今年は第三位となりました。
バフェット氏は、出身地であるネブラスカ州オマハに在住し、現在は88歳。
世界中から「オマハの賢人」と呼ばれ、親しまれているバフェット氏の保有資産額は、昨年よりも大きく増額した883億ドル(約9兆9,000億円)となっています。
第四位 マーク ザッカーバーグ
フェイスブックのマーク ザッカ―バーグは、昨年に引き続き第四位にランクイン。
その保有資産は、昨年から100億ドル少ない610億ドル(約6兆8,000万円)ですが、まだ34歳の若さでこの裕福ぶりは、もう唖然としてしまいます。
ランキング5位から10位
第五位は、アメリカの大手ソフトウェア会社 オラクルの共同創業者 ラリー エリソンで、584億ドル(約6兆5,000億円)。
第六位 ラリー ペイジ 538億ドル(約6兆300億円):グーグルの共同創業者
第七位 チャールズ コック 535億ドル(約6兆円):全米第二位の非公開複合企業 コック インダストリーCEO
第七位 デイビッド コック535億ドル(約6兆円):コック インダストリー副社長
第九位 セルゲイ ブリン 524億ドル(約5兆9,000億円):グーグルの共同創業者
第十位 マイケル ブルームバーグ 518億ドル(約5兆8,000億円)大手通信会社ブルームバーグの創業者
日本人も注目の フォーブス世界長者番付
世界のスーパーリッチをランキングした、2018年のフォーブス世界長者番付では、
第一位 ジェフ べゾス 1120億ドル(12兆5,000億円)
第二位 ビル ゲイツ 900億ドル(10兆900億円)
第三位 ウォーレン バフェット 840億ドル(9兆4,000億円)
と第三位までは、フォーブス400米長者番付と同じです。
フォーブス世界長者番付は、2018年3月6日に発表されていますので、10月4日に発表されたフォーブス400米長者番付とは、保有資産額が異なっています。
第四位 ベルナール アルノー
フォーブス世界長者番付 第四位は、世界でもっとも有名なフランスの高級ブランド、LVMH(モエ ヘネシー ルイ ヴィトン)グループの会長兼CEO、ベルナール アルノー氏がランクイン。
昨年の11位から7人をごぼう抜きして四位となり、今年69歳となったアルノー氏の保有資産額は、720億ドル(約8兆700億円)。見事に、欧州一のスーパーリッチとなっています。
第五位は、フェイスブックのマーク ザッカ―バーグが、710億ドル(約7兆5,000億円)で入っています。
六位には ファストファッションZARAの創業者
第六位には、スペインのファストファッションZARAで有名な、世界的なアパレル企業インディテックス社の創業者、アマンシオ オルテガの700億ドル(7兆8,000億円)。
第七位は、カルロス スリム ヘル 671億ドル(7兆5,000億円):メキシコの通信会社テルメックスなどを所有する実業家
第八位 チャールズ コック 600億ドル(6兆7,000億円)
第八位 デイビッド コック600億ドル(6兆7,000億円)
第十位 ラリー エリソン 585億ドル(6兆5,000億円)
日本人の順位は?
フォーブス世界長者番付2018に、ランキングされている日本人は、
39位 孫 正義 227億ドル(約2兆5,000億円):ソフトバンクCEO
55位 柳井 正 195億ドル(約2兆1,000億円):ファーストリテーリング(ユニクロ)代表取締役兼社長
68位 滝崎 武光 175億ドル(約1兆9,000億円):キーエンス(大阪の計測機器メーカー)創業者
274位 森 章 63億ドル(約7,000億円):森トラスト・ホールディングス社長
321位 永守 重信 56億ドル(約6,200億円):日本電産創業者
334位 三木谷 浩史 55億ドル(約6,100億円):楽天会長
338位 高原 慶一朗 50億ドル(約5,600億円):ユニ・チャーム創業者
480位 似鳥 昭雄 44億ドル(約4,900億円):ニトリ代表取締役会長
527位 重田 康光 41億ドル(約4,600億円):光通信CEO
572位 伊藤 雅俊 39億ドル(約4,300億円):セブン&アイ・ホールディングス名誉会長
以上となっています。
ドナルド トランプ 合衆国大統領の保有資産額は31憶ドル(約3,400億円)で、マンハッタンの不動産価格下落と、所有するゴルフ場の売り上げ減少により4億ドル減少。番付順位は、昨年の544位から766位に下がっています。
まとめ
有名な経済誌フォーブスが発表した、2018年のアメリカ長者番付400人では、保有する資産の総額が、過去最高の2兆9,000億ドル(約330兆円)を記録しています。
新しく15人もの人が、400位以内にランクインしたと言いますから、本当にたくさんのスーパーリッチが存在し、その保有資産も増えているとはすごいことです。
ということは、世界中にはお金が有り余っているという事?
みんながお金持ちになれるといいのですけれど。
世界のスーパーリッチたちの動向に、今後も、ぜひ注目していきましょう。
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